屋根を葺きました。材質は最近多くなってきたオークリッジプロという屋根材です。
ガラス繊維を基材としてアスファルトをしみこませ砂をまぶしたようなものなのですが、北米では9割近くの住宅に採用されている非常にポピュラーで実績もあるものです。 このほかにはリッジウェイという同等品がありますが、総輸入代理店の系列で商品名がかわっているだけですので物はほとんど同じといっていいでしょう。 メーカーでは30年保証していますし、なによりありがたいのは岩手のような雪国では雪が滑りお落ちないということです。 7寸勾配程度までの傾斜の屋根であれば雪止めも必要ありません。 最後の写真は白い壁のところをおみせしたかったのです。 ここは特別に補強された構造体力壁です。 こうした壁が4箇所ほどありますが、一般的に吹き抜けを作ってしまうと水平剛性が十分に取れないため建物強度が弱くなってしまいます。 建築家やデザイナーが設計する住宅はふんだんに吹き抜け空間などがあり格好の良いものですが、構造的には非常に弱くなってしまうということをご存知のない方が非常に多いです。 この建物のような平屋の木造住宅でも十分な構造計算をして検討を繰り返すことで強度バランスを一部の壁に受け持たせて吹き抜け空間を作ることが可能になります。(もちろんできない場合もあります) そうした検討が果たしてどれだけの建物でおこなわれているのか・・・? 非常に疑問です。
by enddeC
| 2012-10-10 23:38
| 住宅
|
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||